株式会社オーファス代表取締役
小川拉麺有限公司(台湾)代表取締役

小川貴志TAKASHI OGAWA

麺、スープ、具材。それぞれ単体では
私たちが作るものより、うまいものは存在します。
しかし、それらを組み合わせても
うまいらーめんは出来ません。
麺の太さが違えば感じ方が変わりますし、
スープの濃度、麺の細さ、具材の種類や量、
色々なものが重なってらーめんはおいしくなる。
素材の足し算と引き算。
一つの完成品を生み出すためには
幾度もの試行錯誤が必要です。
調律ともいうべきその作業は、人任せにしても
目指している味にたどり着きません。
だからスープはもちろん、麺、ちゃーしゅーにいたるまで
自分たちの手で作るようになりました。
小川は伝統を守りながら、
次の太いブランドを作ることもやっています。
小川の味を広げるために大事なのは人材の育成です。
お店を舞台に置き換えると、
店長、厨房、ホールという役割を与えられた役者がいます。
それぞれのポジションには意味があって
相応しい振る舞いがある。
一人でも欠けるとらーめんという作品は出来ない。
だから各役割のなかであるべき姿を追求してほしい。
この先上場して、店舗拡大、世界への出店も考えています。
その時に与えられたポジションが
やったことがなくても楽しめる人こそ、
小川が求めている人材であり、
将来看板を背負っていただきたい。
やれば出来ます。人がやれることで出来ないことなんて
ありません。